MTGの話。
「ダンダーン」デッキが完成したので、次に気になっていた「黒ダンダーン」を組む。
黒ダンダーンを遊ぼう!(リンク先は、灼熱のバーン氏のnote。)
とはいえ、まずは先駆者である灼熱のバーン氏のデッキをまるごとコピーするのだが。
模倣から始まると言うしな。
本家のデッキはこちら。
【黒ダンダーン】奈落に住まう騙し屋(灼熱のバーン氏が制作したデッキ)(リンク先は晴れる屋のデッキ登録ページ)
簡単なデッキ説明。
デッキ内に10枚入っている、パワー4のデメリット持ちクリーチャーは「奈落に住まう騙し屋」。
奈落に住まう騙し屋/Treacherous Pit-Dweller (黒)(黒)
クリーチャー ― デーモン(Demon) AVR, レア
奈落に住まう騙し屋がいずれかの墓地から戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはそれのコントロールを得る。
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
4/3
そして、統率領域に「厳粛」がある状態でゲームが進む。
厳粛/Solemnity (2)(白)
エンチャント HOU, レア
プレイヤーはカウンターを得られない。
アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地の上にカウンターを置くことはできない。
これにより、死亡→不死により相手の戦場に出る(+1/+1カウンターが乗らない)→死亡→不死により相手の戦場に出る、が繰り返される。
ちなみに、デッキ内に「厳粛」を破壊・バウンス・追放・無力化するカードは入っていない。
そして8枚入っている、条件付き打ち消し呪文は「打ち砕く希望」。
Dash Hopes / 打ち砕く希望 (黒)(黒)
インスタントあなたがこの呪文を唱えたとき、いずれのプレイヤーも5点のライフを支払ってもよい。プレイヤー1人がそうしたなら、打ち砕く希望を打ち消す。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
「打ち砕く希望」は4点のライフを支払って打ち消す。ただし4回目は支払えない(以下参照)とする。
初期ライフは20点。
デッキ内に、ライフが変化しうるカードはパワー4の「奈落に住まう騙し屋」の攻撃と「打ち砕く希望」のみ。
《打ち砕く希望》0回+《奈落に住まう騙し屋》4回=ライフ残4(あと1回の攻撃で倒せる)
《打ち砕く希望》1回+《奈落に住まう騙し屋》3回=ライフ残3(あと1回の攻撃で倒せる)
《打ち砕く希望》2回+《奈落に住まう騙し屋》2回=ライフ残2(あと1回の攻撃で倒せる)
《打ち砕く希望》3回+《奈落に住まう騙し屋》1回=ライフ残1(あと1回の攻撃で倒せる)
《打ち砕く希望》でのライフ支払い回数 + 《奈落に住まう騙し屋》からのダメージ回数 = 5 で負けとなる。
そのため、4点の支払いでも特に問題はない。
(初期ライフは20点なので、4点のライフ支払いだと4回まで使えてしまうのだが)本来は5点のライフを支払うため、「4回目は支払えない」というルールを追加する。
実は、「惨めな食事」という1マナソーサリー除去を注文し忘れたため、本家のデッキが組めない。
ソーサリー CON, コモン
クリーチャー1体を対象とする。それのパワーが、戦場に出ているクリーチャーの中で最も小さいか、最も小さい値に等しい場合、それを破壊する。
「リリアナの敗北」でも「血の長の渇き」でも効果は同じなのだが、余計なテキストがあるのは美しくない。
良さそうだと思ったカードも色々あったので、買ってくる。
デッキを改良しようと考えた時に、まず入れたかったのがリアニメイトカード。
しかし、単純に自分の場に出しても、ETB能力により対戦相手の場に行ってしまう。
カード1枚使って相手にメリットを与える必要はない。
ならば、生け贄に捧げられるような効果があればいいのでは?と気づく。
死者起こし/Wake the Dead (X)(黒)(黒)
インスタント C14, レア
この呪文は、対戦相手のターンの戦闘中にのみ唱えられる。
あなたの墓地にあるクリーチャー・カードX枚を対象とし、それらを戦場に戻す。次の終了ステップの開始時に、それらのクリーチャーを生け贄に捧げる。
戦闘中限定とはいえ、インスタントで2体以上リアニメイトできるのは強すぎると判断した。
インスタントで墓地のカードを移動(追放領域や手札や戦場などへ)するカードは、不死を妨害できるので強い。
1人2役でテストプレイをしたが、墓地にクリーチャーが溜まらないため、強すぎるというわけでもないか?
タイムラグもある(※)し、ブロッカーにも使えないしな。
※墓地から自分の場に出る→対戦相手の場に移動する→終了ステップ開始時に生け贄→自分の場に出る。
押し出し/Push (1)(白/黒)
ソーサリー MKM, アンコモン
タップ状態のクリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。
引き抜き/Pull (4)(黒/赤)(黒/赤)
ソーサリー MKM, アンコモン
墓地1つにあるクリーチャー・カード最大2枚を対象とする。それらをあなたのコントロール下で戦場に出す。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それらを生け贄に捧げる。
「押し出し」は、本家に入っている「殺人衝動」とほぼ同じ。
マッドネスは無いが、そもそも「遺跡の碑文」のハンデスでしか使わない。
「引き抜き」は、タイムラグはあるが最大2体までリアニメイトできる。
ソーサリーという絶妙な弱みがありつつ、分割カードゆえ融通が利く強みもある。
240328追記・・・「終了ステップに生け贄に捧げる」は押し出しの効果であり、自分がコントロールしていないパーマネントは生け贄に捧げ(させ)られない。
なるほどなー。先駆者は、この辺を分かっていたんだな。さすがだわ。
私が通った道など、既に通り過ぎていたわけだ。
それでも、やってみるのはいいことだ。おかげで学べたわけだしな。
車輪の再発明とはちょっと違う(と思いたい)。
240329追記・・・
代わりのリアニメイト枠は「その場しのぎの人形」でどうだろう。
Makeshift Mannequin / その場しのぎの人形 (3)(黒)
インスタントあなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをその上にマネキン(mannequin)・カウンターが1個置かれた状態で戦場に戻す。そのクリーチャーがその上にマネキン・カウンターが置かれ続けているかぎり、それは「このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。」を持つ。
「厳粛」によりデメリットが無いのは強すぎるか?
5マナの「ナーグルの徴兵」は墓地追放が余計で、6マナの「肉体の裏切り」はさすがに重いか。
Betrayal of Flesh / 肉体の裏切り (5)(黒)
インスタント以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
双呪 ― 土地を3つ生け贄に捧げる。(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)
次に、土地にも何かギミックが欲しい。
青ダンダーンと違い、ライブラリー操作に旨味は少ないが、「墓地のクリーチャーをライブラリーの一番上に置く」ことで、ちょっとした駆け引きができそうだ。
普通に考えれば、対戦相手にクリーチャーを与えてしまうだけになってしまうが、
相手にクリーチャーを出させた後に「胆汁病」や「魔女の復讐」で一掃して、自分の場に戦力を増やす、という狙いがある場合には有効かもしれない。
亡骸のぬかるみはタップ状態で戦場に出る。
亡骸のぬかるみが戦場に出たとき、あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。
(T):(黒)を加える。
Witch’s Cottage / 魔女の小屋
土地 — 沼(Swamp)((T):(黒)を加える。)
あなたが他の沼(Swamp)を3つ以上コントロールしていないかぎり、魔女の小屋はタップ状態で戦場に出る。
魔女の小屋がアンタップ状態で戦場に出たとき、あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。
いずれも、積み込みは任意なので使いやすい。
タップインのデメリットに見合わない効果なので、アンタップインで出せる「魔女の小屋」の方が良いかな。
先述のとおり、墓地にクリーチャーが落ちない(打ち消しやハンデスくらい)ので、ドローできる「ドロス窟」のまま方が良い気がしてきた。
ストレージを漁っていたら、「墓地のクリーチャーをライブラリーに積み込むカード」や「追放除去」が良さそうに見えた。
Gravepurge / 墓所粛正 (2)(黒)
インスタントあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを望む枚数だけ対象とし、それらをあなたのライブラリーの一番上に置く。
カードを1枚引く。
相手の不死を妨害した上に、自分の手札にクリーチャーが増える。
2枚以上積み込むと強すぎると思ったが、3マナならセーフか?
損ない/Unmake (白/黒)(白/黒)(白/黒)
インスタント EVE, コモン
クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
ソーサリーで、マナ・コストが重めならセーフかと思いきや、「不死でぐるぐるする」というデッキコンセプトを壊す恐れがあるため止めた。
「死体の突進」や「死に際の喘ぎ」は墓地が共有で、混乱しそうなため止めた。
死に際の喘ぎ/Death Rattle (5)(黒)
インスタント FUT, コモン
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
緑でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
しかし、「滑る胆液」は良さそうだ。
Ichor Slick / 滑る胆液 (2)(黒)
ソーサリークリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く)
マッドネス(3)(黒)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
2マナのサイクリング、3マナソーサリーの除去、6マナのインスタント除去+ドロー。
書いてあることは強くないが、融通が利くという点では強いと言えなくもない。
ということで、手を加えたデッキがこちら
黒ダンダーン (灼熱のバーン氏制作+一部改造)【Ver1.4】(リンク先は晴れる屋のデッキ登録ページ)
1人2役でテストプレイ。
手札が尽きるときつい。
1体生け贄にしてでも3ドローしたほう(右側)が強い。
インスタントタイミングの妨害合戦はあるが、青ダンダーンほどではない。
殴り合いがメインなのでこちらの方が楽。
全体除去で一気に奪われるので、無闇に複数出さないほうが良さそう。
タップインの土地は出したくない。
除去が無いと、手札に打ち消しがあっても既存戦力に殴られて負ける。
これもEDHの箸休め目的で持ち歩くことにしよう。
素敵なデッキを作ってくれた灼熱のバーン氏、ありがとうございます。
楽しませて頂きます。
青ダンダーン用の「記憶の欠落」を3枚購入したので、カードを入れ替えた。
視認性の問題で、イラストを全て統一したい気持ちはある。
しかし、ミラージュはRebecca Guayイラスト、5版はフレーバーテキストが最高、6版は思い出深いので、このバランスにしておこうかな。
「インタラプトって何?」とならないように、6版以降で統一するのが良いんだろうな。
デュエルデッキやミスティカルアーカイブにも再録されたので、イラストはお好みで。
ただの日記・・・
明日の最高気温は22度らしい。
今日と比べて10度も暑くなるのか。
体調を崩すのは仕方ない、と心に留めておこう。
東京メトロのトイレの話題も、映画館の車椅子の話題も、倒れている女性へのAED使用の話題などもそうだけど、
善意の行動に対して、余計なことをしたり言ったりする輩がいると
「じゃあ、(その善意)やーめた」
となるので本当に気をつけたほうがいい。
気をつける、というのはちょっと違うか。