75歳以上の人に安楽死する権利を認める、少子高齢化を描いた映画「PLAN75」を観た。(+よう実2年生編11巻を6時間徹夜で読む。)

趣味の話。

 

Amazonプライムビデオで「PLAN75」を観た。

75歳以上の人が安楽死を選べるようになった(PLAN75)架空の日本が舞台で、78歳の働いている女性が主人公。

タイトルが洋画に見えるが、日本の映画。

 

以下、感想など。

ネタバレ含みます。

 

 

 

しょっぱなから鬱展開。

高齢者の介護に嫌気が差して男が自殺したと思っていたが、Wikipediaを見ると「高齢者施設の従業員が殺人事件のち自殺」だった。よりひどい。

そしてPLAN75の制度が施行される。

 

高齢者と若者、日本人と外国人の対比がエグい。

哀愁漂う一人暮らしの図がうまい。

部屋の散らかり具合や、置いてあるモノ、光の当たり方などが平成初期を想起させる。

その時代から変わっていない・時代に取り残されている・物欲がない・孤独な一人ぐらしなので他人事では無かったり、そうでもなかったり。

 

PLAN75の客寄せパンダとしてやっている(であろう)炊き出しもエグい。

職員にトマト(?)をぶつける輩も居たしな。

 

主人公は78歳だがホテルの清掃員で働いていた健康体。

ハローワークの求人で0件だったのは多分年齢で引っかかったんだろうな。

採用する側からしてもリスクが大きいから仕方ないのかもしれないが、そう考えるとこの世界ではそれほど労働力には困っていないのか?

 

主人公がホテルの清掃員を(恐らく定年で)辞める時「ロッカーを拭いてありがとうと合掌する」 シーンは良かった。

特上寿司の寿司桶も洗っていたし、電話の応対を見ても出来た人間で好感が持てる。

 

 

PLAN75を適用するのに制限は不要(住民票すら不要)で、自由に使える10万円を貰えて、ベッドで寝てガスで安楽死、その後は産廃業者へ引き渡され、遺体から追い剥ぎのようなことが行われる。

「共同墓地のようで寂しくないという方もいらっしゃいます」などと説明していたはずだが、実態はこう。

 

冷静に考えると、高齢者の対応をする若年者・壮年者が足りなくなるので、こんなに「手厚いサービス」は現実に起こり得ないだろうな。

「待機児童」と言う言葉があるが、「(職員不足から起こる)定員オーバー」が普通に起こる。

待機児童(たいきじどう)とは、日本において、子育て中の保護者が保育所または学童保育施設に入所申請をしているにもかかわらず入所できず、入所待ちしている(待機)状態の児童をいう。

Wikipedia「待機児童」より

「待機老人」とでも言うのか分からないが、待機している間に亡くなることも珍しくないだろう。

 

産廃業者と追い剥ぎは、映画的にインパクトがあり分かりやすいから採用したのだろうが、献血や臓器提供で最大限有効に使って欲しい。

感染症などの問題があるだろうからたい肥にはなりそうにないが。

 

そう考えるとソイレント・グリーン(人口爆発後のディストピアを描いた1973年の映画)はどうなっているんだろう?

まだ観たことはないが、2022年のニューヨークが舞台なんだなこれ。

 

 

そこそこ陰鬱な気分になったので、明るいインド映画でも見るかと思ったが、極端なものは逆効果だったっけなどと思い考え直す。

 

 

そして買ってから1日半以上放置していた、「ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編11巻」を開封。

小冊子から読んだが、先に本編を読むのが正解だった。

椎名ひより(左の、青銀髪のおっとり美人。CV:高橋李依)は文句なく可愛いのだが、森下藍(右の、フルネーム呼び敬語変人)が予想外に可愛かった。

脳内では勝手にCV:加隈亜衣で再生されている。

茶柱先生もどんどん可愛くなってくる。いいぞもっとくれ。ください。

 

日曜の23時頃から読んでいたが、月曜の午前5時近くまで読んでいた。

食べることはよく忘れるが、眠ることを忘れるくらい熱中するのは珍しい。新鮮。

あの3人の関係性はやっぱり好きだな。

リーチイン(コンビニの冷蔵庫)や、ネブライザー(耳鼻咽喉科にある吸引器)など、知らない単語を知れた。

読者が考える予防線を先んじて封じてくれて、今後が楽しみすぎる。

鬼龍院先輩と高円寺の会話や、南雲雅の退学や、堀北学の再登場や、坂柳が後輩として再入学など、好き勝手妄想をしている。

 

 

ただの日記・・・

 

徹夜の弊害を書いておこう。

空間把握能力が落ちて何かにぶつかりやすくなる(不注意)、食べている時に口の中を噛む(疲労・不注意)、声が小さくなる(省エネ)、首や目線などの動きが小さくなり視野が狭まる(省エネ・不注意)。

寝るだけなら暖房は要らないだろうと思ったが6度では眠りづらいし、寒くて途中で目が覚めたが、トータル7時間くらい寝て取り戻した。

元々徹夜は苦手なのだが、寝食を忘れるくらい楽しかったのだから仕方ない。

 

ユニクロのウルトラライトダウンを洗った。洗濯の仕方も調べれば出てくるもんだ。

ぬるま湯で押し洗い。すすぎは3回。押して脱水して、タオルで吸水して、陰干し。

シワもなく、羽の偏りもなく、きれいになった。

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