MTGの話。
今日は真珠亭例会に参加した。
新年最初ということで2つイベントがあり、せっかくなので両方参加。
単一エキスパンション構築レガシーは、ひとつのエキスパンション内のカードのみを使ってデッキを組む。
私は化石のようなPauperデッキにちょっと手を加えてイーブンタイド単Pauperにした。
【MTG】【pauperデッキ紹介】白青ミミック(リンク先はアメーバブログ)
記事を書いたのが9年前で、デッキ自体は10年以上前からあったので、まさに化石だ。
レガシー大会全体は何人か知らないが、この特殊構築には10人以上が参加していた。
(参加者が偶数だったので、特殊構築レガシーと通常レガシーのデッキが当たることは無かった。)
全3回戦で、0-2(ゲートウォッチ)、1-2(M13)、1-2(M20)という結果。
やはり新しいカードは強い。
ラヴニカへの回帰の白青コントロールと、バルダーズゲートのイニシアチブがストレート勝ちしたんだっけな。

これはM20のエレメンタルデッキ相手に、13点与えて勝った図。
直前の相手のターンはプレイミスをしたようで、そのターンで勝てていたらしい。
2つ目のイベントは、持ち込みオリパ・カオスドラフト。
何かしらのテーマでオリパ(オリジナルパック)を1人3パック作り、それを持ち寄ってドラフトをする。
参加者が8人だったのだが、時間短縮のため4人卓を2つで、それぞれで(4人で)ドラフトをすることになった。

1パック目にはマナ能力を持つアーティファクトのみマナマイアやデアリガズの従者、コーディなどが入っていた。
回ってきたパックは、コンスピラシーの「ドラフト時に色々やるカード」のみが入っていた。

ドラフト時に、
「2枚ピックする代わりに次にドラフトできない」(レオヴォルドの調査員)、
「まるごと得る代わりにこのラウンドでドラフト」(獲得の工作員)、
「2枚ピックする代わりにこれを戻す」(歯車式司書)
というカードたちが活躍した。
歯車式司書は要するにババ抜きの要領で、次のパックにも紛れ込んでいた。

2パック目の4枚目をピックする際に、獲得の工作員を起動。
特殊敗北カードのみで作られたパックで、私の琴線に触れたため思考停止していた。
後から冷静に考えたところ、「特殊勝利」ではないので出しても勝ちに繋がらない事に気づいた。

ちなみに3パック目には天使のみのパックが出てきた。
ここで獲得の工作員を使っていれば白単天使デッキが完成してしまい、クソゲーになるところだった。
やはり2パック目で使っていて良かったと言える。
結局普通にドラフトし、天使は皆に平等に渡った。
しれっと歯車式司書が混ざっている。まあ2枚ピックしたいわなこれは。

白と黒の特殊敗北だけでは勝てないので、クリーチャーがある程度ある青を含めた3色デッキになった。
1戦目は自分で出した十三恐怖症で敗北した。
ブロッカーがいないため、ダメージを調節されてしまった。
Triskaidekaphobia / 十三恐怖症 (3)(黒)
エンチャントあなたのアップキープの開始時に、1つを選ぶ。
・ちょうど13点のライフを持つ各プレイヤーはそれぞれゲームに敗北する。その後、各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを得る。
・ちょうど13点のライフを持つ各プレイヤーはそれぞれゲームに敗北する。その後、各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを失う。

2戦目はライフを5点まで削った。

しかし、悪意のビホルダーのエンチャント布告除去により、九つの命が生け贄に捧げられ敗北した。
死をもたらす者、サレヴォク/Sarevok, Deathbringer (3)(黒)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) CLB, アンコモン
各プレイヤーの終了ステップの開始時に、このターンにパーマネントが戦場を離れていなかった場合、そのプレイヤーはX点のライフを失う。Xは、死をもたらす者、サレヴォクのパワーに等しい。
背景選択(背景(Background)1つをあなたの2つ目の統率者とすることができる。)
3/4
九つの命で時間を稼いでサレヴォクでライフロスを狙う気だったのに。
十三恐怖症の相方にもなり、結構活躍した。
ピックは時間がかかったが、対戦はあっさり終わった。
というか特殊敗北に目がくらんだことと、色を欲張ったためお世辞にも強いとは言えないデッキになった。
色が偏ったことと、クリーチャーが少なくなったことと、勝利に直結しない(2回目)ことが痛い。
結果は0-2と0-2だったが、楽しかったので良し。
もう1卓も全員終わったので、全員に参加賞のオリパを配り、一番良かったパックを投票し、賞品を配布。
私は「イラストにウサギがあるパック」がいいなと思った。1マナ1/1森渡りのウサギに殴られて負けたと言っていたしな。
Zodiac Rabbit / 黄道の兎 (緑)
クリーチャー — 兎(Rabbit)森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
1/1
私が作った「性癖パック(きれいなお姉さんとかわいい獣人など)」も好評だった。やったね。
他は「カード名がカタカナのパック」と「カード枠が茶色(バルダーズゲートのルールブック版)」を作った。
一応、もう3パック作ったので人数が半端な時は「パックはあるからやりませんか?」が出来たのだが、出番は無かった。
こちらの卓では「イラストがウサギのパック」、「イラストに牙があるパック」、「天使パック」、「マナ能力パック」、「ドラフト専用ギミックパック」、「0/0のクリーチャーパック(+1/+1カウンター乗って出てくるやつ)」、「カスレアパック(泥穴、空虚自身、青ざめた月など)」などがあった。
向こうの卓では、「トランスフォーマー(両面)パック(15枚の差し替えカード入り)」、「昆虫パック(グリスト入り)」、「特殊勝利パック(これは見たかった)」、「マイナー部族パック(ボルバーとか眼とか見たかった)」などがあったらしい。
色々なパックが見られて楽しかったのだが、個人的に気になった点を書いておく。
次回以降への改善提案になればいいなとお節介。
パック構築時のルールは、レアリティは自由、日本語のカードのみ、同名カードは2枚以上入れない。
1、ドラフト専用カードは入れない。
テキストの理解に時間がかかり、ドラフトが終わった他の人の時間も奪ってしまう。
1周してもまた見なおすくらいだった。
今回はカスレアパックの存在もあり、ドラフトしたカードを食べて5マナ12/12になったり、3マナ12点火力になったり、1マナでほぼ万能のクリーチャー破壊ができたり、活躍していた。
2、読むのに時間がかかるカード(両面カード、分割カード、注釈が無いカード)はあまり入れない。
両面カードは代用カードがあればいいが、無いとデッキをスリーブに入れる手間が発生する。
丁寧にスリーブに入れている人もいたが、サクサク遊びたい人もいるため。
代用カードには最初からカード名とマナ総量を書いておくと親切。
裏面でカードがバレるがそこは見ない。MTGは紳士のカードゲーム。
私自身、過去のオリジナルパックで「分割カードのみパック」を作ったことがあるため、「あまり入れない」という表現にした。
注釈が無いカードとは例えば「バンド」や「ランページ2」とだけ書いてあったり、「改善」や「パーティー」の説明が書かれていないものだ。
知らない人にとっては調べる手間が発生してしまい、ゲームの進行が遅れる原因になる。
3、色はバランスよく入れる。
今回のイベントではテーマを重視したので仕方ないが、やはりパック内で色が偏るとドラフトが難しい。
天使や特殊敗北は色の偏りが凄かった。
他の人と色が被るなら仕方ないが、ピックしても使えないカードは極力少なくなるようにしたい。
各色2枚ずつは欲しいし、色マナシンボルが濃いカードは多すぎない方がいい。
私自身、過去のオリジナルパックで「全部無色(欠色含まず)」、「全部多色(混成シンボル含む)」、「全部土地」のパックを作ったことがあり、そこで学んだ。
4、8人居るなら全員でドラフトをする。
色々なパックを見たいし、自分が作ったパックも見せたい。
今回は最後に印象に残ったパックを投票するという話だったが、4人卓が2つになってしまったため(他の卓のパックを知らないため)うまくいかなかったと思う。
5、パックにコンセプトを書いておいてもいい。
これは参加者のアイデアで、私はコンセプトを書いてからパックを提出した。
パッと見て分かるものだけでは無いので書いてあると親切。
「これは何のコンセプトだろう?」と考えるのも楽しいので、書かない方でもいい。
6、Foilカードは入れない。
先述のとおりスリーブを使わない人にはカードの反りが厄介。
今回のドラフトでFoilカードは見なかったが一応書いておく。
私自身、過去のオリジナルパックで「Foilのみのパック」を作ったことがあるため。
あと予想外に価値が上がるので色々と怖い。
ここまで書いておいてなんだが、あまり縛りを増やしてもつまらなくなるか。
そもそも次回以降があるかは分からんしな。
いや自分が主導でやればいいのだが。作った3パックもあるしな。
カスレアを使うなら、本当に自分が弱いと思うカードのみでパックを作り、さらにバックドラフト(自分がピックした全カードを使って他のプレイヤーがデッキを組む)にして、トコトン弱いカードをピックすると楽しいかもしれない。
いや、激突に勝ったら1ドローとか傭兵をアンタップしないとか、実質何もしないカードばかりになってこれはアカンとなったんだっけな。
その世界線では沼のチンピラが強カード。
Bog Hoodlums / 沼のチンピラ (5)(黒)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)沼のチンピラはブロックできない。
沼のチンピラが戦場に出たとき、対戦相手1人と激突を行う。あなたが勝ったなら、沼のチンピラの上に+1/+1カウンターを1個置く。(激突を行う各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードを一番上か一番下に置く。自分のカードのマナ総量の方が大きいプレイヤーが勝つ。)4/1
ただの日記・・・
帰宅は21時過ぎで、雪が降っていた。
自転車移動なので手が冷たくて痛い。
手首側から風が入ってきて、腕も冷たくて痛い。
午前中に届いていたAmazonの箱を帰宅後に開けたら手袋(母からの誕生日プレゼント)だった。
なんてこった。
開けて、手袋装備して、真珠亭例会に参加していればこんなことには。