2025年秋アニメの感想(グノーシア、機械じかけのマリー、転生悪女の黒歴史)

趣味の話。

アニメの話。

 

2025年の秋アニメが2話くらいまで見られるようになった。

色々と見たので感想を書く。

ネタバレあり。

 

 

●グノーシア

SF、ミステリー。ゲーム原作。

宇宙船内という閉鎖環境で、主人公たちが人狼ゲームを行う。

人狼側はゾンビ菌を媒介する宇宙人のようなもの。

1話の時点で、記憶喪失の主人公、色々教えてくれる人、口の悪い人、楽天的な人、無口な人の5人にまで減っている。

 

全員で話し合って投票して1人をコールドスリープさせて、光ったのが赤ランプなら失敗(人狼残存)、緑ランプなら成功(人間のみ)ということらしい。

それならば、今までに冷凍された人たちはシロなわけで、それらを解凍しつつ(人間が数で上回りつつ)、同時に今残っている5人を冷凍させればいい。

そこから1人ずつ解凍していって赤ランプが灯ったならソイツが人狼だ。

このように物語が破綻しないよう真っ先に「簡単には解凍できない理由」が出てくるはずなんだが。

「コールドスリープは前時代的で、そのまま死に至るケースが多発して禁止になっているところもある」という情報しか出てこない。

 

手軽に解凍できるなら、

「初日に乗組員を半分コールドスリープさせて、(それでも人狼が残っているなら)翌日に解凍させつつ残り半分をコールドスリープさせる」

で解決する。

 

もはや「主人公が記憶喪失」とか「主人公が死ぬと初日に戻る(ループもの)」とか一切合切どうでもよくなる。

「主人公が人狼かも?」という可能性も楽しみにしていたが、1話ラストで人狼が判明する。

2話はその人狼を消すように主人公が奮闘する流れになる。

ループのたびに情報が増えて後出しジャンケン感が拭えない。

「どのようにグノーシアが紛れ込んだのか」や「主人公が記憶を失う前に何があったのか」や「宇宙船がどこに向かっているのか」なども、後から情報が出てくるのだろうがメインの人狼ゲームが無理筋でまともに見られない。

 

「空間転移中は人間は動けない。グノーシアは動ける。そのタイミングで間が襲われる。」

は納得するとして、1人しか人間を襲わないのは何故だ?

あと人狼は味方や手下を増やさないのか?

(人狼ゲームの)ルール上そうなっていると言われれば何も言えないが、きっと理由があるのだろう。

コールドスリープの解凍の件もそうだが設定が雑すぎる。もし設定自体が無いのなら凡百のなろう系作品以下だ。

 

内容とは関係ないが色使いが最悪。黄色ピンク紫など目に優しくない。歳のせいかな。

どの年齢層に向けて作られたかは知らないが、若者はこれが好ましいと感じるのかもしれない。

作画は綺麗だし、出てくる声優さんも好き。

長谷川育美さんと瀬戸麻沙美さんと鬼頭明里さんが出ているのなら見ない選択肢はない。少なくとも聴く。

251021追記・・・

コールドスリープを「仮死状態」と考えるからおかしくなったんだな。

人狼ゲームにおける処刑(=死)と考えれば納得だ。

近未来という舞台と、放送上のトラブル回避のために、殺害ではなく仮死を選択したのだと思うことにしよう。

 

 

●機械じかけのマリー

ラブコメ。少女マンガ原作。

嘘と人間が嫌いな御曹司と、メイドロボに扮した人間ヒロインのドタバタラブコメ。

メイドのマリー(CV:東山奈央)は天才格闘家だったため、人間離れした動きも「ロボットだから」でごまかせる。

1話で食事をするタイミングが無くて大変そうだなと思ったが、まばたき、発汗、睡眠、排泄、疲労などバレそうな要素は多い。

無粋なツッコミは入れず、コメディとして楽しもう。

メイドロボに扮しているだけあって基本無表情だが心の声やギャグ顔などしっかり可愛い。

マリー2という本物のメイドロボ(CV:小清水亜美)も可愛い。

 

 

●転生悪女の黒歴史

ラブコメ、ファンタジー、異世界転生。少女マンガ原作。

会社員の佐藤コノハが死亡して異世界に転生した。前世の自分が描いた物語(黒歴史)の中に。

自分がなりたかった愛されヒロイン・コノハ(CV:M・A・O)ではなく、嫌われ者の妹イアナ(CV:青山吉能)に転生した主人公のドタバタコメディ。

ヒロインを殺そうとする悪者に転生してしまった主人公だが、中身はコノハお姉様大好き人間(自分が愛されるように造ったヒロインなんだからそれはそう)。

姉の明るい未来のため、自身の暗い未来(執事が暗殺を企てている)を回避するために、物語に逆らうべく色々と巻き込まれて奮闘する。

 

悪役令嬢ものの一種だが、ゲーム内転生ではなく、自分が創った世界に転生、というのが新しい。

細々したところにツッコミはあるが(足のガレキはいつ取り除いたとか)、そもそもが素人(である作中の主人公)が造った世界なので何の問題もない。

こんな免罪符が無くとも、凡百のなろう系などより余程設定はしっかりしている(黒歴史と呼ばれるほど設定や世界観を創り上げたわけだしな)。

愛されヒロインも自分大好き悪役令嬢も声優さんがピッタリ。

頭空っぽで楽しめる作品はいくらあってもいい。

 

 

今期アニメはもっと正統派で良質な作品があるのだが、グノーシアへのツッコミを抑えられなかった。

アニメの数が多いため、見る時間や熱意があれば続く。

アニメと言えば、最近スパイファミリーを見始めた。なるほど面白い。

いつの間にか2期を見ていた。

 

 

ただの日記・・・

 

一人カラオケにて。

マイクを使わずに歌うのも良いものだ。

肺活量が鍛えられる気がする。

 

天気予報が正確で助かる。

見事に雨を回避した。

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