ネタ画像の話。
と同時に、真面目なことを真面目に考える話。
このような思考は楽しいので趣味の話とも言える。
先日、医療脱毛へ行った時にチラシやパンフレットを貰った。
エステや健康食品などもそうだが、効果を分かりやすく伝えるために使用前後の写真が使われることがある。
その中で酷いネタ画像があったので紹介する。
●ビフォーアフターの罠

さあツッコミどころ満載だ。
まずは写真からいくか。
仮に、この写真の2名が同一人物だとして話を進めよう。
提供するサービスを利用したことによりこんな変化がありました(とは明言しないが)と伝えるために、ビフォー(変化前)より当然アフター(変化後)の方を魅力的に映す必要がある。
変化の落差、「別人だと思われるくらい大きな変化」があればあるほど良い。
どのような違いがあるかを見てみよう。
髪型、目線、口周り、姿勢、パンツの色、写真の大きさ、負のオーラ。
体型以外でパッと気づいたのはこれくらいだが、よくもまあ小賢しい真似をしてくれるものだ。
右のアフター青年は、短髪でおでこを出し、正面を見て、口元は笑っていて歯並びの良い白い歯も見えている。
腰に手を当てることで、くびれたウエストに注目しやすくなっている(かもしれない)。
赤のパンツで小洒落たベルトまで装備している。
そしてビフォー青年に比べて写真が大きい。
一方、左のビフォー青年はどうだろうか。
もさもさした髪型、首が曲がっており斜め上を見て、口はへの字になっている。
両手も半端に曲がったまま添えられており、地味な紐タイプのパンツで色はグレー。
そして最初は気づかなかったが、負のオーラをまとっている。
写真の周りを黒くしてあり、好感度を下げることに一役買っている。
そして写真が小さい。
もしかしたらビフォー青年の方が写真の解像度が粗いかもしれない。
これだけの要素を詰め込んであれば、ビフォー青年に嫌悪感を抱き、アフター青年に好感を抱くのは当然だ。
体型が逆であったとしても、お腹ぷよぷよのアフター青年の方が好感度は高いと思う。
髪型や目線や姿勢って大切なんだなあ。
私も猫背気味だから気をつけようっと。
この写真のように、世の中には人を騙す・勘違いさせるための情報が多いのだろう。
しかし冷静に見てみれば違和感に気づくはず。
なにやら間違い探しやパズルゲームのようで楽しかったな。
あの写真を見て消費者側に「あんなに劇的な変化は無いだろうけど、全くの嘘とも思えない。多少なりとも変化があるのでは?」と少しでも思わせられれば、提供者側の勝ち。広告は成功。
写真にツッコミすぎて、文章へのツッコミはどうでも良くなった。
単に予防線を張ってあるだけで、見た人に勘違いさせるための文章なので、特に言うことはない。
メンズTBCはお世話になっており、施術や対応には満足しているが、このような小賢しい真似をするのだと知って悲しい。
知らなければよかったというわけではなく、この程度かという落胆。
魅力的なサービスを扱っているのだから正々堂々やればいいのに。
ただの日記・・・
今日は30度の真夏日。
明日は32度の晴天で、明後日は20度の雨天。まあ待て落ち着け地球様よ。
そんなに気温が乱高下しては自律神経が乱れてしまう。
逆に、それを言い訳にしてのんびり過ごすのも良いな。
明日はアホみたいに暑いので掛け布団を洗って、敷布団を干すか。